【決定版】ソフトボールを始める時に必要な用具と賢い選び方を初心者にも優しく解説。

 

ソフトボールは、小学校から高等学校に至るまでの学校の体育授業や大学での体育授業、地域や職場、実業団やクラブチーム、そして国際大会に至るまで、幅広く親しまれています。

 

ルールそのものは野球に類似していて、2つのチームが攻撃と守備に分かれ、規定回数内(正式試合では7回)で攻守交替しながら得点を競い合います。

はじめてボールを触る子供さんや初心者さんにとって投げるという行為は意外と難しいものです。

 

特にソフトボールは大きいので握りにくいですよね。ボールに慣れさせるのが一番初心者さんにとっては重要ですから、前もって準備したいところです。

 

今回は、ソフトボールを始めるなら揃えておきたい道具リストと、各道具の選び方をまとめてみました。部活や子供会などでソフトボールを始めるお子さんやお父さん・お母さんにもわかりやすく解説しています。

 


ソフトボールを始めたい!準備する道具の種類とは?

 

ソフトボールは、小学校から高校の体育授業の学習指導要領にも取り上げられ、今では大学の体育授業でも教材とされているほどです。また、地域や職場の交流行事としても親しまれています。

 

ボール以外にも、グローブ、シューズなどは前もって準備したいところです。道具が揃っているとやる気がぜんぜん違いますからね。

 

バットやグローブは、だいたい用意してあると思いますが、こういった集まりで他の人と一緒のものを使うのに抵抗がある方は、前もって準備するのもいいですね。

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ソフトボールには、投手が速いボールを投げることが認められているファストピッチゲームと、適度に遅いボールを投げるように定められているスローピッチゲームの2種類があり、ルールも少し異なります。

 

そして、2つのチームが攻撃と守備に分かれ、規定回数内(正式試合では7回)で、攻守交替しながら得点を競い合います。

 

投手が投げたボールを打ち返して得点を重ね、得点が多いチームが勝利します。こんな感じで、だいたいソフトボールがイメージできたでしょうか?

 

それでは、ソフトボールを始めるにあたり、必要な道具リストと各道具の選び方を紹介しておきます。

 

 

 

ボール(1〜3号)

 

ソフトボールのボールには、1号・2号・3号と3種類のサイズあります。また、試合で使われる試合球とスリケンなどと呼ばれる練習球の2種類に分かれます。

 

【1号】
1号ボールは、小学生低学年や子供会などで使われます。
周囲:26.7cm(±0.32cm)
重さ:141g(±5g)
素材:ゴム

 

【2号】
1号より少し大きく、重さもあり、小学生の大会などで使われます。
周囲:28.58cm(±0.32cm)
重さ:163g(±5g)
素材:ゴム

 

【3号】
3号ボールは中学生以上で使われるボールです。革製とゴム製の2種類あり、重さの規定が異なります。
周囲:.30.48cm(±0.32cm)
重さ:ゴム 190g(±5g)、革 187.82g(±10.63g)

※()内の数字は許容される誤差

 

試合で使用するボールは、日本ソフトボール協会の検定をパスしたもののみ使用することができます。「試合球」「検定球」などと呼ばれます。

 

一方、この検定に落ちたボールは、練習用などとして少し安く販売されていたりします。これらは、「検定落ち」「スリケン」「練習球」などと呼ばれます。わずかな誤差等で検定不合格となったものなので、試合球と比べてもほとんど違いは感じないでしょう。

 

ソフトボールで使用するバットは、ボールのサイズに応じて選ぶ必要がありますので、注意が必要です。

 

価格は3号球の公認球、ゴム製6個で、約5,000円〜、革製6個で、約7,000円〜、になります。メーカーによって価格は多少違いがあります。

 

 

バット(1〜3号)

 

ソフトボールのバットは、1〜3号まであるボールの号数に応じて選びます。そして、素材には金属・カーボン・複合素材などがあり、バランスや長さ、重さなども選ぶ際のポイントになってきます。

 

価格も幅があり、その機能性も、よく飛ぶと人気のカタリスト、ビヨンドマックスなど、選び方も個人差がでてきます。自分の体格に合った機能性の高いものを選ぶセンスも必要になります。

 

ソフトボールの場合は、使用するボールの号球に合わせて使えるバットが決まっています。ソフトボールのボールは、1〜3号球まで3サイズあり、使えるバットは下記のとおりです。

1号ボール(小学校低学年):2号・1号バット
2号ボール(小学校高学年):2号・1号バット
3号ボール(中学生以上) :3号バット

 

各バットの長さ・直径も規定があり、

1号バット:長さ78.8cm以内、直径5.08cm以内
2号バット:長さ81.3cm以内、直径5.08cm以内
3号バット:長さ86.36cm以内、直径5.72cm以内

と定められています。

 

ソフトボールのバットにも、金属製、FRP製、よく飛ぶと話題の複合素材のものなどがあります。その他、バットの長さ、グリップの形や太さ、バランス(トップ・ミドル・カウンターの3タイプ)なども重要です。

 

また、ソフトボールのボールには革製とゴム製があり、革製は日本リーグや国際大会で、ゴム製は体育の授業などでも使われています。バットもゴム用と革用とががあり、ゴムボール用バットで革のボールを打つと凹んだり変形するので、革ボールには革用バットを使いましょう。

 

ソフトボールの公式戦の試合前には、審判団が厳しくチェックしますから、古くなったり、傷ついたり、凹んだバッドは、安全性も考慮して使わないようにしましょう。

 

価格は、金属製、FRP製、複合素材など、様々で、安くても1万円〜、高いものだと3万円を超えますから、予算に合わせて選ぶといいでしょう!

 

グローブ/ミット(ポジション別)

 

ソフトボール用のグローブはミズノやアシックス、ウイルソンなどたくさんのメーカーから出ていますが、ポジションなどに合わせて様々なタイプが販売されています。

 

グローブを選ぶ際は、利き手、サイズ、ポジションなどで違いがありますから、悩ましかったりします。

 

ソフトボールのボールは、ジュニアクラスでも直径9.1cmの2号ボール、中学生から社会人が使用する3号ボールは直径9.7cmと、非常に大きいボールを使います。そのため使用するグローブは、一般の野球用グローブに比べて大きく作られています。

 

野球用グローブを持っているからといって代用するのはやめておいた方が無難ですよ。野球用グローブは、ソフトボールに比べて小さく出来ているので、捕球する時にポケットに上手くはまらず上手に捕れなかったり、ポロリと捕りこぼすなど、エラーの原因にもつながります。

 

ソフトボール用グローブのほうが、ボールをキャッチする感覚も掴みやすく、上達も早くなります。なので必ずソフトボール用のグローブを用意してくださいね!

 

グローブは右投げ(右利き)用と、左投げ(左利き)用に分かれています。ちょっと混乱しそうですが、右投げ用は左手に、左投げ用は右手に嵌めるもの。右利きと左利きでは当然グローブを嵌める手が変わりますから、嵌める手に合ったグローブでなければ意味がありませんよね。

 

ポジション、またルールによって使えるグローブ(ミット)が決まっている場合もあります。また守備位置の動きの特徴ごとに使いやすいグローブの形も変わってきますので要チェックポイントです。

 

ピッチャー用グローブを選ぶ時には、カラー(色)には充分気をつけましょう。ピッチャー用グローブはボールと同色の糸や素材の使用を禁止されています。カラフルな色のグローブの使用はOKですが、競技で白のボールを使う場合は白い部分があるもの、黄色のボールを使う場合は黄色の部分があるグローブの使用はできません。

 

キャッチャー/ファースト
キャッチャー・ファースト共に、ボールを捕るのが大きな役割のポジションですから捕球面の広いミットを選びましょう。
ミットはグローブと比べてポケットが深くボールを捕らえやすくなっているため、ルールでもミットを使えるのはキャッチャーとファーストに限られています。
ピッチャー用グローブに関しては、投球するとき握り方で球種を読まれないために深い形のグローブが人気ですね。

 

セカンド(二塁)
ボールを補給しから素早く送球することが求められるセカンドには、コンパクトなグローブがおすすめ。セカンドは守備範囲が広く、ランナーの動きに合わせてダブルプレーやグラブトスなどの素早いプレーや、あらゆる方向へ正確に送球することが求められるので、浅く広いコンパクトなグローブが最適です。

 

サード(三塁)
強い打球が来るサードは、コンパクトかつ深いグローブがおすすめ。打者から一番近いポジションのサードは、強い打球が多くなりますからコンパクトかつ、セカンドよりも深いグローブを選びましょう。内野手用グローブの中でも縦長で厚く大きめのグローブなら、強烈な打球も確実にキャッチしやすいですね。

 

ショート(遊撃)/外野手
守備範囲の広いショートと、打者から距離が離れる外野手は、大きめのグローブがおすすめ。両方とも、広い範囲に来たゴロやフライを確実にキャッチすることが求められるポジション。走りながらキャッチするランニングキャッチや、内野やホームへの送球などが多くなるので、縦長で大きく広く開くグローブが最適です。

 

ポジションが決まっていない
まだポジションが決まっていないなら、オールラウンド型がおすすめ。ソフトボールをこれから始める方や、初心者の方に最適なのがオールラウンド型のグローブです。ポジションが決まっていなかったり、複数のポジションを守る方にもオールラウンド型のグローブはおすすめです。
オールラウンド型のグローブは販売数も多く、どの守備位置にも対応できますよ。なお、同じオールラウンドタイプでも仕様はそれぞれ異なるので、上でご紹介したポジションごとの特徴をイメージして選んでみるのもいいでしょう。

 

グローブは革でできているので、使ったらオイルを塗って保湿してあげましょう。毎回きちんとお手入れすることが、グローブの長持ちの秘訣です。

 

価格は、バット同様各メーカーで特徴があり、デザイン、技術で競争が激しい部門です。安いものだと数千円〜、販売されていますから予算に合わせて準備しましょう。

 

 

キャッチャー用防具一式

 

キャッチャーというポジションは常にキケンのリスクが伴います。そのためプロはもちろんですがアマチュアでも野球でもキャッチャー防具は必須アイテムになります。

 

ソフトボールで守備の要といえばキャッチャーです。ピッチャーが投げる球を受ける、打者が振ったバットが近くを通る、クロスプレーなど様々な危険と隣合わせなポジションです。

 

そんな危険から守る為に必須アイテムとして、キャッチャー防具は存在します。キャッチャー防具を身にまとうことで、恐怖心が無くなり思い切ったプレイや、自信を持ったプレイが可能になるわけです。

ミットは他の野手グローブと比べてポケットが深くボールを捕らえやすくなっているため、ルールでもミットを使えるのはキャッチャーとファーストに限られています。
キャッチャーミットは、ファーストミットに比べ、突き指を防ぐために親指と小指部分が肉厚になっています。ファーストミットはグローブの種類の中で一番大きく・広くなっています。
最近はファーストミットに近いタイプのキャッチャー・ファースト兼用ミットもありますから、こちらもおすすめです。

 

キャッチャーの防具には主に、

マスク、
スロートガード、
ヘルメット、
プロテクター、
レガース、

が含まれています。それぞれキャッチャーには重要なアイテムです。
野球と兼用のものもありますから、スポーツ店の店員さんに良く確認して間違いのないようにしましょう。

 

価格も当然お高くなります。セット価格なら最低でも5万円ぐらいからかと思います。

 

スパイク(金属、ポイント)

 

ソフトボールのスパイクは、メーカーはもちろん、グリップの作りを見ても種類は様々です。数多くの中からどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。野球で使えるような一般的なスパイクでも、ソフトボールでは使えない種類というのがありますから注意しましょう。

 

また、野球と違って、ソフトボールでは規制されているスパイクがあります。
まずは基本的な靴のルールをおさらいしましょう。

1.靴の底は滑らかな軟らかみのあるものか、硬い滑り止めのあるもの。
2.金属製のスパイク、または硬い滑り止めのある物は靴底からの高さが1.9cm以内のもの。
※ISF(国際ソフトボール連盟)ルールでは、ユース(19歳以下)の金属製スパイクの使用を禁止。
※小学生、中学生、一般男子、壮年、実年、シニア、ハイシニア、レディース、エルダー、エルデストは金属製スパイクの使用を禁止。
3.円型の金属スパイク(ゴルフシューズ・陸上用スパイクなど)は使用できない。
4.セラミック製のスパイクは、金属スパイクとして扱われる。

 

スパイク選びは、サイズが重要です。そして、スタッド(スパイク裏についている突起)は金具のものと、樹脂製(「ポイント」といいます)の2種類あります。

 

ポイントスパイクはやわらかく、足への負担が軽いのが特徴です。金具のスパイクは、地面をしっかり捉えるグリップ力の高さが魅力ですね。

 

ただし、金具のスタッドは、スライディング時に相手をケガさせてしまったりする危険性もありますから、国際ソフトボール連盟の規則では、19才以下は金具のスパイクの使用が禁止されています。その他、主催する団体。連盟で禁止している場合もありますから注意しましょう。

 

金属スパイク
グリップ部分が金属のため、樹脂やゴムでできている物と比べるとグリップ力が強くなります。金属グリップが取り外しできるものとできないものがあり、取り外しできるものは定期的に新しいものに変えることができますが、金属部分が多いため少し重くなっています。
取り外しできないものは、グリップの歯の部分のみが金属なので比較的軽く、足への負担も軽減されるでしょう。ただ、使い込んで金属がすり減ってしまうと歯だけ交換ができないので、靴ごと新調する必要があります。また、ISF(国際ソフトボール連盟)では、ユース(19歳以下)の金属スパイクの使用を禁止しています。

 

ポイントスパイク
ポイントスパイクとはグリップ部分が樹脂やゴムでできているスパイクのことです。金属スパイクに比べて突き上げ感が少なく、軽量でクッション性もあるので足への負担は軽減でき、安全性にも優れています。
土のグラウンドでも使える万能なスパイクですが、土や天然芝グラウンドでは金属スパイクに比べると少しグリップ力が劣る場合があります。

 

使用する年齢やグラウンドの種類のよってスパイク選びは様々です。スパイクによって足元の安定が決まるため、スパイクはソフトボールにおいては非常に重要なアイテムであり、武器となります。実際に試着して、ご自身に合ったものを見つけてみてください。

 

価格は、グローブ同様各メーカーで特徴があり、デザイン、技術力で競争が激しい部門です。安くても1万円〜、販売されていますから予算に合わせて準備しましょう。

 

 

手袋(守備用、打撃用、走塁用)

 

ソフトボールでは、守備用と打撃用、走塁用の3種類の手袋があり、それぞれに特徴があります。ソフトボールの場面に適した手袋を使わないと、効果がないばかりか予想外のケガにつながってしまいます。
試合でも練習でも、ぜひ用意することをおすすめします。

 

打撃用グローブ
バッティング手袋は、汗などによるグリップのすべりを防ぎ、バットをしっかり握ることができます。また、デッドボールから手を守る他、摩擦から皮膚を守り、芯を外した時の手のしびれを和らげる効果もあります。
良いバッティングをするためには、グリップ力の強い手袋を選ぶのがおすすめです。グリップ力が弱い手袋を選んでしまうと、滑り止めに使うロージンやスプレーを使うことになり、バットや手袋が汚れてしまいます。
また、グリップ力の弱い手袋を使うと、バットとの摩擦で手袋の劣化が早まってしまうことにもつながります。
打撃用の手袋でグリップ力があるものを選ぶことの他に、耐久性重視なら合成皮革、手の平の感覚を重視するなら天然皮革の手袋を選ぶのがおすすめです。

 

守備用グローブ
グローブを長持ちさせるためにも、手袋を着用するのは大切です。ただし、できるだけ薄手の手袋を選ぶのがコツです。
厚手の手袋を選んでしまうと、ボールを取る際に手の感覚が鈍くなってしまい、取り損ねが増えてしまうことにつながります。また、厚手の手袋は洗濯をしても乾きにくいというデメリットもあります。
薄手の手袋を選ぶことで、ボールの感覚が手に伝わりやすくなります。さらに、手の平にかいた汗を発散しやすくなるため、快適にプレイできるようになります。特に、ソフトボールのグローブさばきが重視される内野では、薄手の手袋がおすすめと言えます。

 

走塁用グローブ
走塁用の手袋は、保護力の強さが決め手となります。まずは、手の平と甲の部分が強化されているかをチェックします。さらに、衝撃を吸収してくれるパッドが入っていれば安心して使うことができます。
走塁用の手袋は万が一のときに手指を守るため、値段や見た目だけで選ばずに安全性を重視して選ぶのがおすすめです。

 

ユニフォーム類(ハーフパンツ/ロングパンツ)

 

東京オリンピックの種目にも正式決定し、試合を彩り大会の盛り上げに一役を担っているのがユニフォームです。各チームで様々な特徴があって憧れますよね。
そんなソフトボールユニフォームの規定も含めて選び方を見ていこうと思います。

 

 

男子は必ず帽子着用・女子は自由

実はソフトボールの男子と女子の間では、ユニフォームの規定に違いはほとんどありません。そのなかで唯一、はっきり違った規定が定められているのが帽子についてです。

 

男子の場合、「必ず全員が同じ帽子を被る」と規定されています。なので、男子ソフトボールは野球と全く同じユニフォーム姿になりますね。また、女子チームの男性監督も必ず帽子を着用することが決められています。

 

女子ソフトボールでは、帽子を着用しなくてもよいことになっています。帽子を被る・被らないをチームで統一する必要もなく、被るものはサンバイザーなど野球帽以外のものでもOKです。被り物はそれぞれ同色・同意匠であれば、チームで別のものを混用しても構いません。ただ、プラスチックス製のサンバイザーに関しては、プレー中に破損すると危ないので着用不可となっています。

 

試合を見て、帽子を被っている選手もいれば、サンバイザーを被っている選手、ヘッドバンドやハチマキを巻いている選手、なにも被っていない選手、と守備のときは結構スタイルがバラバラなことが多いですね。
女子ソフトボールの被り物は、ユニフォームの着こなし同様に、選手の好みが現れるところですね。ソフトボールファンとしては、ファッション的にも楽しめる部分でもあります。

 

 

ソフトボールでは胸番号が必要なことが多い

ソフトボールでは、一部地域の連盟によって異なることはありますが、基本的に背番号と合わせて胸番号も必須になります。野球では背番号こそ必要なものの、胸番号の有無はチームの自由ですよね。特に学童野球・高校生以下の学生野球だと胸番号はつけないことがほとんどです。

 

 

ソフトボールの番号の規定

ユニフォームの番号についても、ソフトボールでは、主将が10番、監督は30番、コーチは31・32番と決まっています。これは実業団のトップリーグでも適用されている規定です。ちなみに野球では主将・監督・コーチの背番号に規定がある場合は、主将が10番、監督が30番というのはソフトボールと同じで、コーチの番号は28番と29番が一般的になります。

 

 

ハーフパンツ/ロングパンツはチームで統一する

女子ソフトボールのユニフォームの特徴は、やはりなんといってもハーフパンツ。我が日本代表チームもハーフパンツですね。ロングパンツと比べて、ハーフパンツの方がチーム数としては多く主流のスタイルになっているようです。

 

パンツに関する規定としては、ロング・ハーフどちらかにチームで統一しなければなりません。「基本はロングパンツだが一部の選手だけハーフパンツ」というのは規定違反で、公式戦の場合は審判に注意されるト思います。また、ハーフパンツスタイルでは目立つストッキングも、ユニフォームの一部としてチームで統一することが必要です。

 

ただ、選手がハーフパンツのスタイルでも、監督・コーチは選手と同色・同意匠のものに限ってロングパンツを着用することができます。

 

 

女子ソフトボールのパンツスタイルのバリエーション

規定ではハーフパンツの寸法まで細かく指定はされていません。なので、チームによって見た目の雰囲気がけっこう変わっていたりします。

 

日本チームはゆったりしたサイズ感で、丈も膝の上あたりまであるタイプのハーフパンツが主流です。アメリカ代表など海外のチームの場合、タイトなサイズ感で丈は短めなタイプのハーフパンツがよく着用されています。
ハーフパンツというよりはショートパンツという感じです。足が長いので見た目のスタイルも良く、かっこい〜、ですよね。

 

もちろん、クラシックなロングパンツのチームもたくさんあります。ハーフパンツだと女性らしい印象になりますが、ロングパンツでかっこいい感じのユニフォームもいいですよね。また、ソフトボールは野球と比べても、非常にカラフルなデザインのユニフォームが多く、そこも楽しめますよね〜。

 

 

ユニフォーム以外にも準備するもの、、、

アンダーシャツ
ユニフォームのシャツの下には、アンダーシャツを着ます。アンダーアーマーに代表される、着圧効果のあるコンプレッションインナーや、もう少しゆるいフィット感のシャツ、長袖・半袖・ノースリーブなど、タイプが色々あります。色については、試合時に着るものは、チーム全員同じ色でそろえなければいけません。

 

スライディングパンツ
スライディング時の衝撃を吸収してくれるスライディングパンツもつけておくと安心です。メンズのものには、ファウルカップを入れられるポケットがついているものもあります。連盟の規則では、スライディングパンツもチームで色を統一しなければいけません。

 

ニーパッド
ユニフォームが短いパンツの場合、ひざが守られないので、ニーパッドも用意しておきましょう。

 

ソックス・ストッキング・アンダースソックス
ソフトボールの場合は、短いパンツとハイソックスのスタイルが女子に人気です。野球のユニフォームのように、ストッキングとひざ下丈やふくらはぎ丈のパンツを履くスタイルもあります。この場合は、アンダーソックスの上にストッキングを重ねて履きます。
ソックスもストッキングも、やはりチームで色を統一しなければならないという連盟の規則があります。

 

帽子(男子用/女子用)

 

男子は必ず帽子着用、女子は自由ということが前提になります。ソフトボールの男子と女子の間では、ユニフォームの規定に違いはほとんどありません。そのなかで帽子に関しては、はっきりとした規定が定められています。

 

男子の場合、
「必ず全員が同じ帽子を被る」と規定されています。なので、男子ソフトボールは野球と同じユニフォーム姿になりますね。また、女子チームの男性監督も必ず帽子を着用することが決められています。

 

女子の場合、
女子ソフトボールでは帽子を着用しなくてもよいことになっています。帽子を被る・被らないをチームで統一する必要もなく、サンバイザーなど野球帽以外のものでもOKです。
被り物はそれぞれ同色・同意匠であれば、チームで別のものを混用しても構いません。ただ、プラスチックス製のサンバイザーに関しては、プレー中に破損すると危ないので着用不可となっています。

 

試合を見て、帽子を被っている選手もいれば、サンバイザーを被っている選手、ヘッドバンドやハチマキを巻いている選手、なにも被っていない選手、と守備のときはスタイルがバラバラなんですよね。

 

女子ソフトボールの被り物は、ユニフォームの着こなし同様に、選手の好みが現れる部分ですね。まぁ個人的には、この辺も楽しめるところです。。。

 

 

トレーニングシューズ

 

ランニングや練習前などのトレーニング時に履くトレーニングシューズ。スパイクのようにスタッドがついていないので、足への負担が軽くなります。

 

トレーニングシューズもソフトボール・野球の区別は特になく、足に合うサイズを選ぶことが重要です。チーム共通で作る場合もあります。

 

 

バッグ類

 

普段使うものなら、好きなものを選んで構わないと思いますが、
遠征用などは、チーム共通で作る場合もあります。

 

終わりに

 

ソフトボールを始めるにあたってそろえるべき道具をご紹介しました。
ボール、バット、グローブ以外にもスパイク、手袋、ウェア類など色々な道具が必要ということが、お分かりいただけたかと思います。

 

いきなりどれを選べばいいかわからないという場合は、スポーツショップで確認しながら準備するのもいいでしょう。実際に触ってみたほうがイメージしやすいですからおすすめします。

 

価格は、各メーカーでバラバラで金額の幅も大きいので、結局は自分の好みのものを選ぶ事になると思います。ご自分で予算をしっかり立てて、ソフトボールライフをお楽しみください。

 

 

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